「今仕事をしているけど、カウンセラーになりたい」と思っている人も多いでしょう。
そのとき、カウンセラーは副業でもできるのかという点に興味があるかと思います。
また、そのときに合わせて「どう始めればいいのか」「資格は必要なのか」などの点が気になることも多いでしょう。
この記事では上記の内容を中心にカウンセラーを副業で行うことについて解説していきます。
さらに、カウンセラーになる前もなった後もおすすめできる副業を紹介していきます。
この記事を読むことで、副業としてのカウンセラーの仕事に、より取り組みやすくなるでしょう。
- 副業でのカウンセラーとは、どのような仕事か
- 副業カウンセラーの種類
- カウンセラーの副業の始め方
- カウンセラーの副業に役立つ資格
- カウンセラーの副業案件を探せるサイト
- カウンセラーにおすすめの副業3選
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目次
副業でのカウンセラーとは？
副業でのカウンセラーにはさまざまな形態があります。
週1などの条件で会社・学校などで働くこともあれば、病院で働くこともあります。
また、クラウドソーシングなどを使って個人で活動することも可能です。
カウンセラーのジャンルにも仕事のやり方にもさまざまな選択肢があるということです。
副業カウンセラーの種類
副業でも本業でも、カウンセラーの仕事にはさまざまな種類があります。
ここではその主だった種類・ジャンルを解説していきます。
産業カウンセラー
産業カウンセラーは、正式には「企業内カウンセラー」と呼ばれます。
しかし、民間資格の産業カウンセラーが有名になったため、こちらの名称で呼ばれることが多くあります。
どちらにしても、会社の中で従業員のメンタルケアなどを担当するのが産業カウンセラーです。
資格は受講料21万円の通信講座を受けることで取得できます。
講座はかなり高額ですが、産業カウンセラーという泊の付く資格は取得できます。
しかし、資格を取得した後実際にカウンセラーの仕事についている人は約15％です。
（これは、資格を提供している日本産業カウンセラー協会による公式の実態調査です）
基本的には就職するための資格というよりはすでにカウンセラーになっている人がキャリアアップのために取る資格と考えるべきでしょう。
心理カウンセラー
心理カウンセラーは以下のような資格が主なものです。
- 公認心理師
- 臨床心理士
- 認定心理士
心理学をマスターしているカウンセラーで、業務内容は「メンタルケア」です。
「普通のカウンセラー」と思うかもしれませんが、心理学を背景として修めているということが特徴です。
たとえば公認心理師は国家資格なので、メンタルクリニックの医師としての信頼性を確保できます。
ジャンルとしては、ここで紹介する他のジャンルもすべて含む「総合」に当たるといえるでしょう。
スクールカウンセラー
スクールカウンセラーは、学校に常駐するカウンセラーです。
主に生徒の悩みの相談に乗りますが、下のような業務内容もあります。
- 生徒・先生・保護者それぞれとのカウンセリング
- カンファレンス（教職員との情報共有）
- 教職員向けの研修
- 保護者向けの講話
つまり、生徒だけでなく先生や保護者を相手にすることも多いということです。
必須とされる資格はありませんが、公認心理師・臨床心理士・認定心理士などの資格があると特に有利です。
恋愛カウンセラー
恋愛に関する悩み全般に乗ります。
恋愛といっても、下記のようにジャンルはさまざまです。
- 復縁屋
- 別れさせ屋
- 出会わせ屋
上記のような分野は、それぞれ探偵業のような形でサービスが提供されています。
また、多くの人が想像するように、片思いなどの普通の恋愛の相談に乗ることも多くあります。
また、恋愛だけでなく夫婦生活に関するカウンセリングもしばしば含まれます。
終活カウンセラー
終活のカウンセリングを行う仕事ですが、民間資格もあります。
一般財団法人・終活カウンセラー協会が認定するものですが、資格は通信講座で取得できます。
このため、特に終活分野で活躍したい」「難関資格でなく早めにとれる資格がほしい」という時に、上記の資格をとって仕事をスタートさせるのがいいでしょう。
本来カウンセラーは資格が必須のものではなく、実力がすべてなので、資格自体は通信講座で取れる民間資格であってもかまわないのです。
少子高齢化が進み、終活はこれから特に重要となる分野なので、こうした方面での活躍を考えるのもいいでしょう。
カウンセラーの副業の始め方
カウンセラーの副業を始める方法は主に3つあります。
ここではそれらの3つの方法を解説していきます。
求人に応募する
まずカウンセラーを募集している求人を探します。
従来どおりの求人サイト・求人誌にも多くの案件があります。
また、それぞれの学校や病院、組織などの求人ページを探して、直接応募するのもいいでしょう。
人が足りていなければ採用されるということも多いため、多数の応募をすることでチャンスが生まれます。
クラウドソーシングで仕事を探す
クラウドソーシングでもカウンセラーの仕事は多く見つかります。
特に占い系・恋愛系・人生相談系は、ココナラ・ランサーズ・スキルクラウドで多くの出品があります。
（供給が多いということは需要が多いということです）
また、カウンセリングの専門家としてWebライティングの仕事を引き受ける、その監修や構成を引き受けるなどの選択肢もあります。
自分のブログ・SNSなどでPRする
自分のブログ・SNSなどでアクセスを集め「個人の力で仕事を獲得する」という選択肢もあります。
特に恋愛カウンセラーや占い系は、このスタイルで勝負しやすいといえます。
産業カウンセラーなどの場合、よほどの実績がなければ、企業がホームページを見て「この人に依頼しよう」ということはありません。
しかし、恋愛や占いなら完全に個人が決めるものなので「この人にしよう」「何となく良さそう」「顔が好み」などの軽い理由で選んでもらえることも多いためです。
実際、自衛官の副業が問題になった事件で、自分のサイトで人生相談を受け付けていて、総額で2,000万円を稼いだというケースがあります。
自分のサイトから集客するというのは、これだけの威力があるわけですね。
このため、特に人生相談や恋愛相談系では、こうした自分の媒体でアピールするという選択肢もいいでしょう。
カウンセラーの副業に役立つ資格
カウンセラーの副業に役立つ資格は多数あります。
ここでは、その資格の中でも主だったものを紹介していきます。
公認心理師
公認心理師は国家資格で、厚生労働省が認定するものです。
他の心理士の「士」と違い、医師と同じ「師」がつくのが特徴です。
心理系のカウンセラーとしては、国家資格である以上、トップの資格といえます。
| 合格率 | 65％ほど |
|---|---|
| 難易度 | 普通 |
| 受験資格 | 心理系の学部・学科を卒業（最低4年かかる） |
上記のように、心理系の大学を卒業する必要があるというのが、最大の難関でしょう。
ある意味「卒業すればほぼ誰でも取得できる」ともいえますが、医大と同じでその卒業が難しいわけです。
大学に通うことが今からでも可能という人にはおすすめですが、そうでない社会人の方には、他の資格がおすすめといえます。
臨床心理士
臨床心理士は民間資格です。
国家資格や公的資格ではないものの、公益財団法人が認定しているということで、普通の民間資格よりは高い信頼性があります。
受験資格はかなり厳しく、大学院を出ている必要があります。
- 心理系の大学院
- 指定の専門職大学院
- 医師免許取得後、心理系の実務経験が2年以上ある
このように、資格を満たすには最低2年、大学院に通う必要があります。
専門職大学院というのは、学術のためでなく高度な実務を学ぶための大学院です。
（仕事のための大学院、というとわかりやすいでしょう）
このように条件は厳しいものの、難易度は卒業さえすれば公認心理師よりはやや低いといえます。
認定心理士
認定心理士は「大学で心理系の学問を学んだ」ことを証明できる民間資格です。
民間資格ですが、公益社団法人が認定するため、信頼性は高いものです。
何で「大学で学んだ」ことの証明が必要なのか、と思う人が多いでしょう。
これは下のような理由からです。
- 心理系でもいろいろな学部が増えた
- 学部名とその学士だけでは「心理士である」というのが伝わりにくくなった
- そのため「心理士である」とわかりやすい認定を用意した
ということです。
このため、認定の要件はテストではなく、大学で所定の単位を取得していることです。
心理系の学部でなくとも、自主的に心理系の単位を取得していたら認定されます。
社会人が取得するのであれば、放送大学や大学の通信課程で取得するのが一般的です。
メンタルケア心理士
メンタルケア心理士は民間資格です。
こころ検定という、文部科学省が後援している資格の2級に対応しています。
つまり、メンタルケア心理士は通信講座のみで取得できますが、その内容でこころ検定の2級も勉強できるということです。
- 講座を終えた時点で、メンタルケア心理士の資格は取得できる
- さらに、こころ検定2級も受けて受かれば、2級も取得できる
ということです。
講座の内容でレベルは共通しているわけなので、真面目に講座を受けていれば、資格をダブルで取れるといえるでしょう。
認定カウンセラー
認定カウンセラーは、一般社団法人日本カウンセリング学会が提供している民間資格です。
民間資格ではありますが、同学会は1967年に設立されたものであり、50年以上の歴史があるという点で信頼できます。
認定を受けるには、学会に2年以上在籍しているか、養成カリキュラムを受講するなどの条件があります。
難易度の高さと知名度のバランスを考えると、認定カウンセラーよりは国家資格である公認心理師を取得する方がいいかもしれません。
カウンセラーの副業案件を探せるサイト
カウンセラーの副業をやると決めたとき「どのサイトで仕事を探せばいいか」という点で迷うでしょう。
ここでは、カウンセラーの副業の仕事を探せるサイトを紹介していきます。
ココナラ
ココナラは、カウンセラーも含めてあらゆるスキルを提供・販売できるサイトです。
イラストが特に人気ですが、恋愛相談・占いなども需要があります。
そのため、カウンセラーにとって相性がいいクラウドソーシングといえるでしょう。
カウンセラーの場合、悩み相談・カウンセリングのカテゴリを中心に案件を臥せます。
ビザスク
ビザスクは「スポットコンサル」の仕事を探せるサイトです。
スポットコンサルとは単発のコンサルティングのことです。
1時間などの短時間で、ピンポイントなアドバイスを行います。
あらゆる業界の人に需要があるもので、カウンセラーの需要もあります。
どのような相談や質問が寄せられるかは相談者次第です。
だからこそ、誰がどのように役立てるかわからないということで、誰にでもチャンスがあるのです。
仕事の人脈を広げる機会にもなるので、ぜひ利用してみるといいでしょう。
ランサーズ
ランサーズでもココナラと同じようにスキルを出品できます。
ランサーズ利用者でも少々意外かもしれませんが、スキル出品で一番人気のカテゴリは占いです。
占いは恋愛カウンセラーや人生カウンセラーに極めて近いため、ランサーズでもこの方面のカウンセラーの仕事を見つけやすいでしょう。
あるいは、専門的なライターとして、カウンセリングに関する執筆や監修をするという方法もあります。
（そちらの需要の方が多くあります）
クラウドワークス
クラウドワークスもランサーズと同じように利用できます。
クラウドワークスにも「サービスの出品」があるため、これをココナラ・ランサーズと同じように使えばいいのです。
ただし、カウンセラーの需要や供給は少なめです。
ほとんどがエンジニア系・ライター系であり、実業では建築・法律など「お堅い分野」が多くなっています。
ランサーズの「占い」のように、カウンセラーに近いカテゴリがないため、カウンセラーにとってはランサーズの方が良いといえます。
（全体的にクラウドワークスは理系でランサーズは文系というイメージがあります）
スキルクラウド
スキルクラウドもココナラと非常によく似たサービスです。
ココナラとの違いは占い・相談系が強いことです。
そのため、カウンセラーにとっては「ココナラよりやりやすい」可能性があります。
カテゴリを見ると、上から順に下記のように書かれています。
- 占い
- 心・気持ちの相談
- 恋愛・結婚
- ダイエット・美容
このように、明らかに「占い・カウンセリング寄り」なんですね。
そのため、占い系・恋愛系のカウンセラーとして活躍したい人は、特におすすめといえます。
カウンセラーにおすすめの副業3選
カウンセラーにおすすめの副業は多くあります。
ここではそれらの中でも特におすすめのものを3つ解説していきます。
なお、ここで紹介する以外でおすすめの仕事については、「おすすめの稼げる副業のページ」で詳しく紹介しています。
アフィリエイト
アフィリエイトがカウンセラーにおすすめな理由は、広告収入を得られるだけではありません。
- アクセスを集める技術が身につく
- サイトデザインなどのスキルも身につく
- このスキルによって、カウンセラーとしてのHPも作れる
ということです。
つまり、自分の公式サイトを作ってアピールすることにも繋げられるわけですね。
ブログの中で、カウンセリングに関するAmazonの書籍をアフィリエイトするなどの方法もいいでしょう。
また、情報商材に抵抗がなければ、やはりカウンセリング系の情報商材をアフィリエイトするなどの方法もあります。
もちろん、普通のアフィリエイトをしてもいいでしょう。
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逆に「カウンセラーになりたい」という人に最適な副業も教えてもらえるということです。
すでにカウンセラーであってもなくても、どちらでも便利なサービスということですね。
さらにアドバイザーがどのような対応をしてくれるか学ぶのも、カウンセラーや志望者の方にとってはいい勉強になるといえるでしょう。
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【まとめ】カウンセラーは副業でもできる？
カウンセラーは副業でもできます。
特にクラウドソーシングで占い・恋愛系から入ることで、資格がなくても活躍しやすいといえるでしょう。
また、逆にカウンセラーの方が副業をする、あるいは志望者の方が生活の糧を得る別の副業を探したい、という時に稼げる副業も多くあります。
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